高次脳機能障害者のリハビリテーション
こころのリカバリー総合支援センターは 精神・神経科の医療機関に通院されている方々を対象にリハビリテーションと社会参加を目的とした通所施設です。2004年から、高次脳機能障害者のリハビリテーションを行っています。
高次脳機能障害とは
高次脳機能障害は脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害や事故などによる脳外傷、脳炎、低酸素脳症などで脳を損傷した後にしばしば起こる後遺症で、早期に適切な評価とリハビリテーションが行われると、症状がかなり改善されます。
この障害は外見からだけでは分かりにくく、医療現場でも見過ごされることが多いことから、福祉サービスも受けられず、患者を抱えた家族が長年にわたり相談する場所もなく苦しんできました。
国は、2001年から「高次脳機能障害者支援モデル事業」を実施し、高次脳機能障害の支援に乗り出しました。こころのリカバリー総合支援センターでは、 2004年を初年度として、北海道から高次脳機能障害者への支援事業が委託され、現在まで高次脳機能障害者へのリハビリテーションと社会参加のための支援を積極的に行っています。