メールマガジンについて
ここリカ・プロダクションのメールマガジン第105号
本メールマガジンは、希望された方、名刺交換をさせていただいた方、当事業所の商品を購入された方に送信しております。
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ここリカ・プロダクションのメールマガジン
第105号
(2023年2月 3日発行)
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本メールマガジンは、公益財団法人北海道精神保健推進協会が運営するメディア事業所
ここリカ・プロダクション(通称:ここプロ)多機能型事業所(B型、就労定着)のメルマガです。
毎月一回配信予定です。
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●メニュー
1.ここプロでの私の役割(マルコ)
2. ここプロでの私の役割(亜希)
3. ここプロでの私の役割(ようくん)
4. 編集後記
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メルマガ105号では、「ここプロでの私の役割」について特集します。
1.マルコの場合
障碍を持っていて、事業所に継続的に通って仕事をしていると、「あなたも地域に出て働いているのね」と一般的に思われるのかもしれません。
ここプロも札幌市白石区という地域にあるため、その場所に行けば過去のイケていない時期との比較で、「良くやっている。立派になった。これから先は大変かもしれないけど、まずは第一歩が大切ですよ」と励ましの言葉を投げかけてくれる人もいます。
ここプロのユニークさは「メディア事業所」という珍しさだけではなく、「外勤」「出張」など事業所の外で仕事をする機会が多い点にもあります。
外で仕事をする。
地域に出ている感触を取り戻す。
地域で仕事をして、そこに役割がある。
私事ではありますが、障碍当事者になり閉鎖病棟も経験し社会のレールからはずれて八方塞がりな状態に陥った身としては、「OPENNESS」という言葉はとても重要です。
私の事業所での役割としては、この閉塞感ある時代であっても何か広がりのある方向を意識していることを表現したり(このメルマガ原稿がそうである)、行ったことのない土地への出張でも何か面白い珍道中になるのでは?と若干ポジティブに考え、大丈夫だと一緒に外にでる仲間を信じることと、本当に大丈夫か?と仲間に疑いの気持を持ち同じ旅程を過ごすことにあります。
ここプロの建物内で作業をして完結する仕事もありますが、まずは「OPENNESS」を実感するためにも、出不精と思われがちな当事者論に屈せず、身体での移動を第一と考えたいです。
こんな自由に文章が書ける環境にいることが、より開放感のある状況にますます好転するのを期待して。
(マルコ)
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2. 亜希の場合
私のここプロでの役割は、カメラスタッフだと思っています。
ここプロが開所する前から、「カメラの仕事がしたい」と言っていて、研修会の撮影を手伝ったこともありました。
以前は、アポ取りの電話はよく担当していました。
特に、自主製作映像の撮影の時には、撮影場所や警察署に撮影許可の電話をしたことを覚えています。
「きらりの集いin北海道」のPR映像を制作した時には、大手航空会社に問い合わせしたことも。
電話を入れる時は緊張しますが、許可が出た時や返事が来た時はうれしかったです。
ここまではコールセンターなどで培ったトーク力を活かせてきたかなと思っています。
ただ、今やっている仕事は撮影・中継業務になります。
カメラや機材準備となると、なんとなく男性的なイメージが強いと思います。
現場に行っても、やはり男性が多いです。
私は男性に負けたくないと思っていますし、女性らしくちゃんと気遣いできる点も残したいと思っています。
たとえば、私がしていることは、片づけるときの養生テープのごみの持ち帰りです。
ある程度たまるまで自分のズボンにくっつけておき、他のメンバーの分も回収しポケットへ入れています。
重たい荷物を持つこともありますが、負けない力をつけていきたいと思っています。
もちろん配線のことも考えて、足元に丸めたりということもしています(たまに)。
1カメ2カメが近かったりお互いの動きがあるときは、あゆっキーとアイコンタクトなどでカメラの操作をしています。撮影の時にあゆっキーと連携が取れたときはうれしいです。
(亜希)
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3.ようくんに編集部がインタビューしました。
―ようくんは事業所開設3年目から通所していて、20代の目線で仕事をしています。
ようくんは発想が豊かで、色々と仕事を提案して実現していると見えますが、自分ではどう感じていますか?―
僕はYouTubeを見ていて、サムネイルがこれ面白いと思う時があって、クリエイティブなことで自分がかっこいいなと思うことや自分の好きだなと思っていることをインプットしてクリエイトしていきたい!と思うんです。
みんなからは、僕は提案を実現しているって見てるけど、僕からすると、みんなが意見を聞いてくれて、受け入れてくれているんです。
逆に自分は助かっています。
みんなが意見を交換する技術や聞く技術をもっているのではないかって思うんです。
― 素直に自分の言葉で表現するのがうらやましいです。―
自分のやりたいことを形にするのは難しいですね。
かなわないかも、と最近思うんです。
でも、声にしていくのが大事!
何かを形にしたいと思ったときに、まず言うことから始めないとと思ってます。
ここプロに来る前は、自分の意見を言うのが苦手だったけれど、今は、やりたいことがあれば言うようにしています。
ここプロでは、みんなと話せる環境があるから発言できるんです。
これからどんどん友達も作りたいし、もっと挑戦していくこともあると思いますが、ここプロのみんなと最初に出会ったときのインパクトや嬉しさや感動が大きくて、今後超えることはないと思う。
― ここプロでの自分の役割って何だと思いますか?―
難しいですね。
僕にとってのここプロは、日中活動の場です。
今は、自分の映画を作りたい希望を続けるのも大変さも感じています。
通所して6~7年、体調の波があって落ち着かない時もあるので、今年は健康をテーマにしてます。
自分もみんなのように毎日継続して仕事が出来るようになれたらいいです。
どれだけの期間で、バイタリティーをつけていけるかわからないけど。
仕事も自分が健康になることをしたいですね。
映像制作もただ撮影するだけでなく、作って喜んでもらいたいと思ってます。
人のために何かやることは幸福度が高いと感じているので、そんな仕事につなげられたらいいですね。
(ようくん・編集部)
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4.編集後記
「あなたの役割って何?」かなり難しいテーマですよね。
みんなの新しい1面も感じました。
という事で、私の半年に渡るメルマガ担当も今月号で一段落しました。
辛かった、ふー。
私は、役割がないからとりあえずメルマガをという気持ちだったのに、少しずつオンラインの仕事から出勤回数を増やしていたら、仕事が重なっていき今はあれとこれとと逆に休めないじゃないですか。
それでも事業所に通って仕事を続けると、まるで点と点がつながり線を作っているかのような想いを感じ始め、充実という言葉の意味を分かりかけてきました。
そして雪の中、私は今日もバス停に立っています。
(かよこ)
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公益財団法人 北海道精神保健推進協会
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ここリカ・プロダクション
札幌市白石区平和通15丁目北13-18
TEL・FAX 011-827-9772
E-mail kokoproall@kokoro-recovery.org
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