メールマガジンについて
ここリカ・プロダクションのメールマガジン第107号
本メールマガジンは、希望された方、名刺交換をさせていただいた方、当事業所の商品を購入された方に送信しております。
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ここリカ・プロダクションのメールマガジン
第107号
(2023年4月 7日発行)
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本メールマガジンは、公益財団法人北海道精神保健推進協会が運営するメディア事業所
ここリカ・プロダクション(通称:ここプロ)多機能型事業所(B型、就労定着)のメルマガです。
毎月一回配信予定です。
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●メニュー
1.新管理者からの挨拶
2.「ここリカ色のOT」 (のがみ)
3.「交通系ICカードの使い勝手の良さと悪さ」(くらっちー)
4. 編集後記(マルコ)
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1.新管理者からの挨拶
各地からの花便りもにぎやかなこのごろ、皆様にはいよいよご清栄のこととお喜び申
し上げます。
私こと服部篤隆は、このたび4月1日付けで、ここリカ・プロダクション管理者として
着任となりました。
もとより微力ではございますが、これまでの7年間メンバーとともに仕事をしてきた
経験を活かしながら、重責を全うしていきたいと思っております。
私たちが発信できることをメンバーと共に考え、悩み、少しの挑戦を重ねていきたい
と思います。
今後もこれまでと変わらぬ、ここプロへのご支援、ご指導賜りますようお願いいたし
ます。
ここリカ・プロダクション 管理者 服部篤隆
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2. 「ここリカ色のOT」
このメルマガの依頼が来た時、慌てて日本作業療法士協会のHPを開いた。「私は〝OTとして″デイケアにいる」という感覚を忘れているのではないだろうかと。
そこには、
「作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す」とあった。
うーん、デイケアって作業療法そのものでは?他職種も作業療法をしている?OTのアイデンティティはどこに見出す??
ここリカにきて早10年。
働きはじめた頃を少し思い出してみる。
・OTは評価したがり。強みは個を見る力、観察眼。
学生時代の実習で培ったものは観察眼だろう。
担当の患者さんをジーっと観察して体の動かし方や表情、作業能力の変化をしっかり捉えること、そしてそれを評価する。
それゆえ、苦手、不得意に目を向けることがクセになっていたのだ。
「悪いところに目がいくよねOTは。いいところを伸ばす視点、いいとこ探しもしなさい」と。
これは、私が働き始めた頃に言われた大きな気付きだった。
それからは強みを伸ばす視点にも目を向けるようになった。
例えば料理プログラム。
みんなが参加しやすいような工程数、作業のバリエーションの多様さを考える。参加者の得意不得意にも注目する。
刃物が苦手な人には計量や配膳の担当を、人混みが苦手な人には静かな環境で作業を、コミュニケーションを目標にしている人には共同作業を、グルメな人には味見を!!笑
介入の程度もそれぞれの能力に合わせ、任せる、見守る、マメに声をかける。つい、手伝おうとしてしまったり、先回りして指示してしまいたくなる時もあるが、ぐっと我慢!「それもいいね!それでやってみよう!」と当初の予定と違っても、むしろどうなるかなと楽しめるようになっていった。
・弱点は制度、法律。
ここリカは個人担当制である。
メンバーにとっては個人担当がOTであろうがMHSW(精神保健福祉士)であろうが関係ない。
障害者手帳や年金の申請を一緒に手伝ってほしいと言われたときは冷や汗ものだった。学校で習った記憶が無い(と思う)。
MHSWに聞いたり、一緒に調べてやってみようと声をかけたり何とか乗り越えてきた。
こうして私はここリカ色のOTになっていったのだ。
そんな中でも自分がOTだと思い出させる存在が実習生である。
彼らの提出課題を読みながら「これがOTの視点だよな」と未熟ながらも学校で学んだことを活かそうとしている姿勢に刺激され添削する。
自分の中のOTを呼び出し、復習する機会となっている。
彼らへのフィードバックでは、OTの視点と、そこに少しだけここリカ色を足して私なりの思いを伝えている。
「なるほど!」と新たな気付きに繋がったであろう実習生の表情を見ると嬉しくもなる。私にとって実習生はOTとしての自分に自信を持たせてくれる存在なのだろう。
こうしてここリカ色に染まっていった私だが、そもそも私がOTになろうと思ったきっかけは、オープンキャンパスで紹介ビデオ(風船バレーなどレクの様子)を見て、「遊びながら治療なんて楽しそうじゃん!」という安易な考えからだった。
デイケアではあながち間違ってはいなく、興味を持てる、楽しめるプログラムも大事だと思う。
飽きっぽい私が10年もデイケアで働き続けることができているのは、間違いなくプログラムの多様性のおかげだ。
今後も私自身が興味を持てるもの、刺激を受けるプログラムをメンバーと共に考えたい。そして、「楽しくデイケアに通ったら調子が良くなった!!」と言ってもらえるようにここリカ色をよりカラフルに描いていきたい。
(のがみ)
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3. 「交通系ICカードの使い勝手の良さと悪さ」
毎日、誰もが使う事があたりまえになりつつあるキャッシュレス決済。
それがより身近になったのはICカードのおかげだと僕は思う。
最初に持ったICカードがJR東日本の『Suica』だ。
Suicaは、まだJR北海道にICカードの文化がなかった2007年に東京へ旅行に行った際に初めて購入。
その旅行中は、移動のおともにSuicaを利用した。
いつか、北海道でもICカードが使える様になったらなぁ…と思っていた所、思っていたより早く導入された(2008年10月)のが、JR北海道の『Kitaca』である。
その後も、さまざまなICカードが誕生し、僕も持っておきたいと思えるアイテムとなった。
そして2023年現在、僕はすっかりICカードを使いこなしている。
JRでの移動は『Suica』、地下鉄・バス・市電に乗るときは『SAPICA(福祉割引)』、買い物するときは『nanaco』や『WAON』、『Pecoma』…と各用途に応じて使い分けしている。
しかし、ちょっとギモンが浮かんだ。これだけICカードがあるが、種類が多かったり、店によってはICカードの使える種類が限られていたりとまだまだ壁が大きいように感じている。
例えば、SAPICAはJR北海道ではシステムの違いがあるので使用できなかったり、nanacoが使えてもWAONが使えなかったり(またはその逆もある)とシステムや設備の都合でなかなかカードの種類を絞れない。
PayPayなどのバーコード決済も出てきたので、さらに混沌としている。
上記に挙げた『SAPICA』がJRで使えないと言う、長年の問題は未だに解決されていないのだ。
SuicaとSAPICAのどっちも使っている僕としてはとても不便である。
そこで、僕の考えとしてはお金や労力はかかるけどもシステムを共通化すれば解決できるはずだ。
でも、あまり現実的ではないので自らの工夫でなんとかなるのだ。
僕が工夫しているのはJRが昔販売していたプリペイドカードの『オレンジカード』が家にいっぱいあるのでそれも利用している。
ICカードではないが、利便性が良い。
券売機で現在も切符を買う方法の一つとして利用可能。金券ショップでも買うことが出来る。
皆さんもICカード払いとその他の支払い方法の使い分けをマスターしてみてはいかかでしょうか?もしかしたら、あなたも『キャッシュレスパーソン』になれるかも??
(くらっちー)
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4.編集後記
服部さん、のがみさん、くらっちーさんの記事いかがでしたしょうか?
私もデイケア通所時代に外出したことを思い出しました。
障碍者手帳を受けとってからは、交通費助成(当時は、ウィズユーカード)のおかげで助かりました。
今も映画館に行く時に利用させてもらっています(今は、SAPICA)。
春なので、どんどん新鮮な空気を吸いに行きましょう!
(マルコ)
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