メールマガジンについて
ここリカ・プロダクションのメールマガジン第125号
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ここリカ・プロダクションのメールマガジン
第125号
(2024年10月4日発行)
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本メールマガジンは、公益財団法人北海道精神保健推進協会が運営するメディア事業所
ここリカ・プロダクション(通称:ここプロ)多機能型事業所(B型、就労定着)のメルマガです。
毎月一回配信予定です。
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1. 10周年連載企画⑤「走り続けるコピペじゃない がむしゃらな10年」(ガッキー)
2. 年を重ねて思うこと(ナカユウ)
3. 編集後記(いずみちゃん)
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1. 10周年連載企画⑤「走り続けるコピペじゃない がむしゃらな10年」
2014年6月16日、ここプロ開所。
この年から走り始めたように思えます。
走り出した?
いきなり不思議な書き始めですが、私の10年間を語るならこれが一番しっくりきます。
ここプロが設立したのが2014年。
私がここプロに来てから、ずっと「がむしゃら」でした。
今もそうですが、この当時は今より「がむしゃら」にやっていました。
開所当時は、字を書くのが得意ではないのに、予定表をホワイトボードに必死に書いていました。
知らない人と交わるのが苦手であった時期に、町内会のゴミ拾いの船頭をお願いされたときは必死でコミュニケーションを取っていました。
「仕事はとにかくやるものである」「仕事はとにかくドンドン引き受けるべきである」という考え中心に動いていたからだと思います。
結果、自分のキャパシティを超えるような、午前の2時間の作業に3つ、4つの仕事を詰め込んでしまったこと、仕事に疲れ切っても仕事を詰め込んで、体力を消耗して休んでしまったこと、他には、その日のラジオ出演の予定をキャンセルして誰かに代わってもらったこともありました。
その時は、「ああ、自分はやってしまった」と休んだことを漠然と「サボリ」と考えて「仕事を詰め込みすぎて疲れている」「休みにパソコンで遊びすぎて仕事に支障が出ていた」など、その原因まで考えられませんでした。
どこまで行っても抽象的な「精神論」でした。
そういう私が10年間、ここプロに居続けて変わったのか?
答えは一言で書けないようなものだと思います。
もしかしたら、そう言えるようになったことが答えかもしれないなと今なら思えます。
今では、私は「正直に」「自分の言葉で」変化している「途中」だと思います。
自分の素直な気持ちを言えるようになったこと。
空想好きで、アニメ好きな「素直な自分」を出せるようになったこと。
ここプロに来てからしばらくは、それも隠していました。
ここプロ開所当時なら、わからないことでも無理やり言葉を探したところが、「今の私にはわかりません」と言えるようになってきたのがまず第一歩かなと思います。
それまでの私の言葉はいうなら「コピペしてきた」言葉なのです。
どこかで聞いたから、そう言うべきだから、かっこいいから。
例えば、理解してない言葉でも「この文章直します」ではなく「推敲します」と言います。
そして毎回自分の答えが変わります。
本心から出る言葉じゃないから。
本当は「コピペじゃない」言葉を言いたいのです。
コピペじゃない、人が言っていたことそのままではない、言葉を自由に出せることが本当の私にとっての「言葉の獲得」だと思っています。
ようやくそのことに気が付いてきた気がします。
これが私の「がむしゃら」な、「コピペじゃない」ここプロと歩んできた10年です。
(ガッキー)
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【ここプロと同じ法人 こころのリカバリー総合支援センタースタッフ寄稿】
2. 年を重ねて思うこと
このセンターに勤めて、今年で25年になる。
自分でも数えて、びっくりした。
センターの若いメンバーとは、すでに話が合わず、メンバーに気を使わせていると感じる。
昔、デイケアを終了するメンバーの送別会を小グループでやることになり、その当時の年上の職員が「最後に星影のワルツ(千昌夫)をみんなで歌おう!」と言ったが、「それってどんな歌?」となったことを思い出し、「同じことになってきたぞ」と思っている。
60というと若い時は、そうとうだと思っていたが、いざ自分がなってみると、そうでもなく「なんだ、こんなものか」という心持である。
しかし、これがやっかいで、仕事ではたびたび支障をきたしそうになるが、ピンチになっても、これまでの経験で何とか乗り切っている感じである。
もしかしたら、乗り切っていると思っているのは自分だけで、周りに迷惑をかけているのも気づかずにいるのかもしれない。
そこは、年を重ねるいい面かもしれない。
自分のせいで周りに迷惑をかけているなどと長いこと思い悩むことは、あまりしなくなったかもしれない。
数日は考えることはあっても、ずっと覚えておけなくなっているのだと思う。
これも、年を重ねたことで、磨かれる技の一つと思いたい。
この原稿の打合せで、ここプロのセンターOBのメンバーと思い出話をした。
昔は6~70人メンバーが通所していて、にぎやかだったこと、談話室でも喫煙できたこと、ソフトバレーの全国大会に招待されて、仙台に行ったことなどなど、歴史を感じるような話だった。
また、今のような事業所という働く場所は少なく、作業所という居場所しかなかったこと、働くということに対しては、あまり希望の持てるような社会ではなかったのだと思う。
「病気があるのだから、無理することはない」と、どこか限界を決めて接していたかもしれない。
そのことを恥ずかしながら、当時の私は気づいてはいなかったと思う。
25年たって、気づくなんて遅すぎますが、「しょうがないな、助けてやるか」と思ってもらえるような人柄に磨きをかけて、これからもメンバーから教えてもらい、また周りから助けてもらいながら、年を重ねていきたい。
(ナカユウ)
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3. 編集後記
今は夏も終わり秋まっただ中の札幌です。
私は7月に自転車を買って乗ろうと思っていました。
しかし、7月、8月と撮影の仕事で釧路市、室蘭市、登別市へ行きました。
そうしたら、体調を崩してしまいました。
思わぬ誤算でした。
だから、体調をゆっくり整えて新車であるクロスバイクで早くここプロまで乗りたいです。
まだ、3回しか近所を乗り回しただけです。
よって、一日でも早くここプロやそれ以外にも自転車に乗ってさっそうと、駆け巡りたい気分でいっぱいである今日この頃です。
(いずみちゃん)
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E-mail kokoproall@kokoro-recovery.org
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